私は人との会話において、自分を過小した物言いが多い気がします。自己卑下体質なのか自分を下げて、相手を立てる感じ。遠慮なのか、謙虚なのか、自虐なのか。根底には自分に自信がないことが根強くあります。その先には、嫌われることが怖い、嫌われたらどうしようという感情があるのかもしれません。そして、そんな私を「軽く扱ってるな」と感じる人と会うとやはり傷ついてしまのです。しかし、そのように振る舞ってしまう自分にも原因があります。少し掘り下げて対処法を考えてみようと思います。
自分を下げて相手を立ててしまう
初めて喋るようになったとき、お互いに遠慮しますよね。中には最初からズケズケ言う人や毒舌な人もいますが。だんだんと仲が深まり遠慮も薄れ本来の姿が見えてきます。私は、いつも「そうなんだね」とか「すごいね」など、相手を立てたり幸せに感じる言葉を、自分を下げて選ぼうとします。本当にそう思って言うことが多いのですが。そして人を落とすような言葉は選びません。優しさを優しさで返してくれる人もいますが、遠慮のかけらがなくなり、なぜか変な力関係が出来上がっていることもしばしば。やりとりが不快になる相手とは、さっさと離れたら良いのにと自分でも思います。
誰にでも愛想良くしてしまう
なぜ愛想良くしてしまうのか。仕事柄というのもあるのですが(接客業です)やはりプライベートでまでその必要はないと思うのです。なのに、そうしてしまうのは、嫌われるのが怖いからなんですね。イヤを通り越して怖いんです。でも自分だって誰かのことを、すごく嫌うこともあるのに。問題は、一緒にいて不快に感じると思いつつも愛想良くしてしまうこと。最初からそのスタンスで関わってしまうことは本当、危険ですね。今さら距離がとれない。「いい人ね」とますます軽く扱われてしまいます。
自虐的な語りが裏目に
単にサービス精神からくるものですが、ユーモアという部分で楽しさを共有したいのに伝わらない場合。自分の失敗談や、やらかした話などで盛り上がるのではなく「ダメじゃん!」と返される。一瞬にして、言ったことを取り消したくなる反応をされると、中身のない薄っぺらな自分に思えるのでした。相手もまた優位に立つ格好のチャンスですしね。
強い人に引っ張られてしまう
私は気が弱いわけではないのですが人に合わせてしまう傾向があり、強めに来る人に引っ張られてしまいます。相手に反対意見も主張しませんし、どちらかというと相手の意見を尊重してしまいます。優しそうと言われることも多く、相手は自分の思い通りになると思ってしまうのかもしれません。そういう人とはあまり長く友達関係が続かないので、本来は強めな人が苦手なのです。
全員から好かれる必要はない⁈
自己開示はコミュニケーションを取るうえで大切なことかもしれませんが、私の場合は自己犠牲が過ぎるのと、人から嫌われることへの恐怖心。故に相手からの反応を気にしているのですね。
しかし、なぜ全員から好かれる必要があるのか?居心地の良い人と自然に関係が構築されればいいじゃない。自分のことを軽く見てるなと感じるのなら離れるべき。それなのに関係を絶たないでいると相手からの非礼な扱いに対し許していることになります。自分自身が自分のことを大事にしていないことになるんですよね。
自分が自分のことを大事にすることで「他人から軽く扱われている感じ」がなくなるのではないでしょうか。
今までの私は、嫌われることは怖いことだと思い込んでいたようにも見えます。何が怖いのだろうと。逆に、全員から好かれる必要があるのかと。そんな必要は、ないのです。単に思い込みだと気付いたのです。過去のトラウマをそのまま背負って生きているのですね。もうこれからはそんな思い込みは捨て去ろうと思います。
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